今日のターゲットは「セリ」と「クレソン(オランダガラシ)」です。
いままではヤブカンゾウだのアブラナだの道端に生えている野草ばかりを食べてきたのですが、クレソン、セリはものの本によると水辺に生えるとのこと。しかも綺麗な水じゃないと生えないそうです。
【採取編】
ということで、ちょっと上流のいつもの多摩川にやってきました。

二子玉川あたりだと河川敷は野球やサッカーの練習グラウンドになっていたりするのですが、このへんだと石がごろごろしていてスポーツなどできそうにありませんね。

護岸からいきなり川、でなく、石が川べりにあって隙間を草が生えていて、なんとなく期待がもてそうです。
それでは早速さがしてみると…

こ、これは…クレソンでしょうか。いきなり発見です。やったー!とまわりを見渡すと


とにかく、めちゃくちゃクレソン生えています。これは、ジブリの「風立ちぬ」に出てきたクレソン食べまくるドイツ人も大興奮でしょう。

というわけでクレソンゲットです。幸先よい〜!
かじってみると、最初はみずみずしい味わいですが、あとから辛味がおいかけてくる感じ。まさにクレソンです。
それではセリも探して行きましょう。本によるとセリは1月〜6月くらいまで、田んぼ、川べりなどに生えるそうです。
で、がんばって探すのですが…

なかなか見つからない!
こんだけ草生えてるんですから、少しくらいありそうなものですが、ない!
途中で宗教的儀式のあやしい祭壇(ではなく、小学生の秘密基地?)をみつけたり



なぞのピンクのリボンが巻かれた石を見つけたりしますが

そう簡単に見つからないのかなあ…帰ろうかと最後に護岸されたあたりを歩いていると

こ、これは…!

いろんな草にまぎれたりしていますが、これはまさしくセリです!

ちょっと葉っぱをかじってみましたが、鮮烈なセリの香りです。三つ葉に似る香りなのかなあ。すっごく独特の香りです。野生の草もこんな匂いのするものがあるんですね。
さてここで注意ポイントです。
野草の本だと「セリ」の項目には、大体付随して「ドクゼリ」に注意などと見分け方のコラムなどが書いてあります。「ドクゼリ」は日本三大毒草の一つ(他はトリカブト、ドクウツギ)です。
見分け方としては根っこをほりだして根を割り、タケノコ状の節になっていないかなどで見分けます(タケノコ状だとドクゼリ)。
また、セリは葉をつぶしてみるとセリの独特な香りからも判断がつきます。
でもインターネットで見てみると
けっこう形が違いますね。
またドクゼリは各地で絶滅危惧種となっているようです。関東より西だと、普通に歩いているだけでは、まずお目にかかれないそうです。
ドクゼリの全国マップ −植物レッドデータブックCOMPLETE−
とはいえ、食べると痙攣、嘔吐、全身麻痺。重度では呼吸停止だそうです。
安全そうでも、まず疑ってかかりましょう。野草はすべて自己責任でお願いします。
ということで、目的の「クレソン(オランダガラシ)と「セリ」が手に入りました。
欲しい植物を、狙った時期に狙った場所でゲットできるのは嬉しいですね。
それでは持って帰って調理しましょう。
【調理編】
では、さっそく洗って、クレソンは根を切ってと下処理しました。
鮮やかなで綺麗でみずみずしい姿。この瞬間がいつも好きです。
ちなみにセリとクレソンはアク度数(★☆☆☆☆)と、アク抜きしなくてもそのまま食べられます。便利〜
では、パパっと4品ほど作りましょう。

ではまず巻き寿司を作ります。

さっと20秒くらい茹でて、沢庵を刻んだものと和えます(写真だとどっちがどっちが分からなくなってしまった)。


あとは、それぞれ酢飯と巻いていけば


[1品目]セリとクレソン(オランダガラシ)の巻き寿司の完成です!

たぶん左がクレソン、右がセリだと思います。
セリは香りがとってもよいです。沢庵の食感もきいてて美味!
クレソンは茹ででしまった分、辛味風味がとんでしまっているでしょうか。
おそらくクレソンの灰汁部分にその風味がまぎれているのでしょう。茹でてしまったのは失敗かもしれません。
それでは次にいきます。クレソンといえばステーキの付け合わせが定番ですね。
そのままだと面白くないのでクレソン牛肉巻き。を作ってみましょう。
くるくる牛肉で巻いて串で止めて塩コショウ。

焼いて

[2品目]クレソン牛肉巻き完成です!


うおおおお!これはめちゃくちゃウマイです!
牛肉の脂がクレソンにたっぷり含まれてとってもジューシー!
クレソンの辛味とほのかな苦味と牛肉の脂の組み合わせがトレビア~ン♪な味わいです。
これは成功でしょう。やはり牛肉とクレソンの組み合わせ素晴らしいです。
次は「クレソンとセリの天ぷら」です。
野草といえばどうしてもアクが強くそのままで食べるのは難しく、アク抜きが不十分だと食べられたものでなかったりするのですが、そういう時でも野草料理の定番調理法〈天ぷら〉はアクが抜けて食べやすくなります。
ただクレソンもセリもアク度数(★☆☆☆☆)と、アク抜きしなくても美味しく食べられるのですが天ぷらにするとどうなるのでしょう。


ということで[3品目]クレソンとセリの天ぷら完成です。

なかなかサックリあがりました。さてお味は…
セリがうまいです!食べると香りがバーー!っと口に広がります。サクサクで油との組み合わせもよいです。すごく美味しいです。
クレソンは、存在感がない!やはり、揚げたことで香り苦味がとんでしまったようです。
次は「セリとアサリの味噌汁」です!やはり汁物はほしいところです。
アサリを酒蒸しして貝を開かせてから、水をいれて煮て味噌をときセリをすこし湯がいたら完成です。

[4品目]セリとアサリのお味噌汁完成です!
むふふ…。これは思わず笑いがこみあげてくる美味しさです。アサリの出汁っていいですね。
そしてセリの香りとシャクシャクする食べ応えもよいです。
【まとめ】
というわけで、セリとクレソン(オランダガラシ)を採取して家に戻ってから4品ほど作りました。簡単なものばかりですが、達成感!がありますね。
ちなみに僕は、キッチンで缶チューハイを飲みながら料理するのが大好きです!
クレソンは水や油で煮てしまうと、香りや苦味(アク)がとんでしまい独特の風味が味わえないようですね。そのかわり、クレソン牛肉巻きは素晴らしい成果でした。水にさらさず、そのまま焼くと香りもそのままなのでしょう。牛肉との相性も素晴らしかったです。
セリは本当に万能です。どの料理にいれても、いい香りが残ったまま。しゃくしゃくとした食感もよいですね。クレソンと比べると探しずらかったですが、見つけたら積極的に採取したい野草になりました。
今回は目的のセリとクレソンを、場所を見当つけて探して見つけて、料理して。となかなか大成功だったと思います。
春ははじまったばかり、他の食材も探しにでかけたいと思います!